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【第14回鮎川哲也賞受賞作】
昭和21年3月17日。乙文明は九州大分の沖合に浮かぶ満月島を目指して船中にあった。明日は若き網元の当主たる友人、神坂将吾の祝言なのだ。相手は寺の住職三科光善の養女優子。祝言は午後7時に始まり、午前1時から山頂に建つ寺で浄めの儀式があるという。翌早朝、神坂家に急を告げる和尚。駆けつけた乙文が境内の祈祷所で見たものは、惨たらしく朱に染まった花嫁花婿の姿であった……。この事件に挑むのは、大分県警察部の兵堂善次郎警部補、そして名探偵藤枝孝之助。藤枝が指摘する驚愕のからくりとは? 鮎川哲也賞史上最年少、20歳の才能が登場。
神津慶次朗
(カミヅケイジロウ )1984年大阪市生まれ。2004年、『鬼に捧げる夜想曲』(「月夜が丘」より改題)で第十四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。