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開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎

  【単行本版】

山本巧次


開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎

ジャンル
国内ミステリ
国内ミステリ
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:294ページ
初版:2018年12月21日

ISBN:978-4-488-02007-1
Cコード:C0093

装画:影山徹
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

明治18年。6年前に滋賀・逢坂山トンネルの事件を解決した元八丁堀同心の草壁賢吾は、再び井上勝鉄道局長に呼び出された。日本鉄道の貨車が開業間もない大宮駅で、何者かの作為によって脱線、積荷からあるはずのない千両箱が発見された事件について調査してほしいという。警察は千両箱を、江戸幕府の元要人にして高崎に隠棲後、官軍に処刑された小栗上野介の隠し金と見ているらしい。
事件の鍵は荷積みの行われた高崎にありと、草壁と小野寺乙松技手が同地に向かうと、乗っていた列車が爆弾事件に巻き込まれてしまう。更に、小栗の元従者が行方不明になっていることが判明。千両箱を狙う自由民権運動家や没落士族が不穏な動きを見せる中、ついに殺人事件が! 時代×鉄道ミステリ、待望のシリーズ第2弾。



山本巧次

(ヤマモトコウジ )

1960年和歌山県生まれ。中央大学法学部卒。第13回「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉となった『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』で2015年にデビュー。18年、『阪堺電車177号の追憶』で第6回大阪ほんま本大賞を受賞。また、『開化鉄道探偵』は単行本刊行時に「このミステリーがすごい!2018」をはじめとしたミステリランキングにランクインし、好評を博した。他の著作に『軍艦探偵』『早房希美の謎解き急行』などがある。