第29回日本SF大賞候補作
2010年7月7日より、毎日放送ほかで13週連続放映。
総監督=樋口真嗣、脚本=伊藤和典
【2010年7月、iPad版、iPhone版電子書籍を配信】
地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、怪獣対策のスペシャリスト集団「気象庁特異生物対策部」、略して「気特対」が日夜を問わず日本の防衛に駆け回っていた。
多種多様な怪獣たちの出現予測に正体の特定、そして自衛隊と連携するべく直接現場で作戦行動を執る。世論の非難を浴びることも度々で、誰かがやらなければならないこととはいえ、苛酷で割に合わない任務だ。それぞれの職能を活かして、相次ぐ難局に立ち向かう気特対部員たちの活躍を描く、本格SF+怪獣小説!
*第2位『SFが読みたい!2009年版』ベストSF2008国内篇
「緊急!怪獣警報発令」
「危険!少女逃亡中」
「脅威!飛行怪獣襲来」
「密着!気特対24時」
「出現!黙示録大怪獣」
山本弘
(ヤマモトヒロシ )1956年京都府生まれ。78年「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。87年、ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。
作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年発表の『神は沈黙せず』が第25回の、また07年発表の『MM9』が第29回の日本SF大賞候補作となり、06年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がるなど、日本SFの気鋭として注目を集める(『MM9』は連続TVドラマ化された)。11年に『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を、16年に「多々良島ふたたび」で第47回同賞を受賞。他の著作に、『シュレディンガーのチョコパフェ』『闇が落ちる前に、もう一度』『地球移動作戦』《BISビブリオバトル部シリーズ》など。24年没。
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