第11回ミステリーズ!新人賞受賞作収録

ヘンヨクノオリヅル

片翼の折鶴

  【単行本版】

浅ノ宮遼


片翼の折鶴

ジャンル
国内ミステリ > 連作短編集
国内ミステリ > ミステリーズ!新人賞
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:226ページ
初版:2016年11月30日

ISBN:978-4-488-01792-7
Cコード:C0093

装画:加藤健介
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

医科大学の脳外科臨床講義。第一回目だというのに、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。患者の脳にあった病変が消えてしまった、その理由を考えてみろというのだ。学生たちは推論を重ねていくが一向に正解にたどり着けない。しかし、西丸という学生ただ一人が、その意外な真相を導き出す――。選考委員が絶賛した第十一回ミステリーズ!新人賞受賞作「消えた脳病変」ほか、臨床医師として活躍するその後の西丸の姿を描いた四編を収めた連作ミステリ集。現役医師が贈る、“臨床探偵”西丸豊の静かな推理。

文庫版では『臨床探偵と消えた脳病変』と改題しました。


浅ノ宮遼

(アサノミヤリョウ )

1978年生まれ。宮城県仙台市出身。新潟大学医学部卒の現役医師。2014年、「消えた脳病変」で第11回ミステリーズ!新人賞を受賞。16年、同作を連作化した『片翼の折鶴』(文庫化に際し、『臨床探偵と消えた脳病変』に改題)を刊行し、話題となる。