ラクエンヘノシッソウ

楽園への疾走

  【単行本版】

J・G・バラード
増田まもる


楽園への疾走

ジャンル
SF > SF
一般文芸 > 一般文芸
レーベル
海外文学セレクション

判型:四六判上製
ページ数:314ページ
初版:2006年4月25日

ISBN:978-4-488-01647-0
Cコード:C0097


装画・装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

「アホウドリを救え……! いますぐ核実験をやめろ……!」16歳の少年ニールは、どういうわけかタヒチ沖に浮かぶサン・エスプリ島へ向かうデモに参加していた。運動の中心となるドクター・バーバラ、40代の精力的な女医になぜか惹きつけられてしまったせいだ。初めはごく普通の環境保護運動だった。だが、島に居すわる彼らに世界中の注目が集まったときから、なにかが少しずつ狂いはじめた。現代の予言者バラードが放つ問題作! 訳者あとがき=増田まもる

*書評掲載:2006/6/11 朝日新聞(巽孝之氏)


J・G・バラード

英国を代表する作家。1930年、上海生まれ。「人間が探求しなければならないのは、外宇宙(アウター・スペース)ではなく、内宇宙(インナー・スペース)だ」として、SFの新しい波(ニュー・ウェーブ)運動の先頭に立った。終末世界を独自の筆致で美しく描き出した〈破滅三部作〉と呼ばれる『沈んだ世界』『燃える世界』『結晶世界』や、濃縮小説(コンデンスト・ノベル)と自ら名づけた手法で書き上げた短編を発表し、その思弁性が多くの読者を魅了した。『太陽の帝国』はスピルバーグ監督、『クラッシュ』はクローネンバーグ監督、『ハイ・ライズ』はベン・ウィートリー監督によって映画化された。他の著作に《J・G・バラード短編全集》全5巻、『殺す』『コカイン・ナイト』『人生の奇跡J・G・バラード自伝』など。2009年没。


増田まもる

(マスダマモル )

1949年宮城県生まれ。早稲田大学文学部中退。英米文学翻訳家。