国産ハードボイルドの先駆者であり、数々の作品が映画やドラマの原作として採用されるなど、まさに昭和を代表するエンターテイナーである結城昌治。自らの病と向きあいながら、「人生の哀しみ」「人間とは何か」といったテーマを、ミステリ、時代小説、戦争小説など、幅広いジャンルの中で模索し続けた作家を、十二のテーマに沿って考察していく。創元推理評論賞を受賞した著者のデビュー評論集。結城昌治略歴や著作リスト付き。著者あとがき=中辻理夫
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第一章 可笑しくて、切なくて
第二章 倒叙エモーション
第三章 身勝手という罪
第四章 心を抱きしめる男
第五章 コントロールへの抵抗
第六章 屈折のロマンティスト
第七章 闇のなかの焦燥
第八章 戦禍は消えず
第九章 不良でも大丈夫
第十章 何者でもない人々
第十一章 普通に、自然に
第十二章 偽りなき道徳