第8回本格ミステリ大賞小説部門受賞

ジョオウコクノシロ

女王国の城【単行本版】

有栖川有栖


女王国の城【単行本版】

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元クライム・クラブ

判型:四六判上製
ページ数:508ページ
初版:2007年9月28日

ISBN:978-4-488-01227-4
Cコード:C0093

装幀:大路浩実
図面作成:天工舎 安井俊夫


内容紹介

【第8回本格ミステリ大賞〈小説部門〉受賞】
舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。江神シリーズ待望の書き下ろし第4長編。著者あとがき=有栖川有栖

*第1位『週刊文春』「2007ミステリーベスト10」/国内部門
*第1位『2008 本格ミステリ・ベスト10』/国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2008年版』国内編



有栖川有栖

(アリスガワアリス )

1959年大阪府生まれ。同志社大学卒。89年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞、17年『幻坂』で第5回大阪ほんま本大賞、18年〈火村英生シリーズ〉で第3回吉川英治文庫賞を受賞。『孤島パズル』『双頭の悪魔』『山伏地蔵坊の放浪』『江神二郎の洞察』など著書多数。