ウンメイノクサリ

運命の鎖

北川歩実


運命の鎖

ジャンル
国内ミステリ > 心理ミステリ
国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
創元クライム・クラブ

判型:四六判仮フランス装
ページ数:260ページ
初版:2006年7月28日

ISBN:978-4-488-01216-8
Cコード:C0093

装画:佐久間真人
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

中年期に発症して死に至る遺伝病「アキヤ・ヨーク病」の恐れのある志方清吾は、他人からの検査を恐れ、すべての痕跡を消し去って姿を消した。唯一、精子バンク登録していた精子だけを残して。志方の失踪から二十数年、人工授精によって生まれた子供たちは、結婚、出産、受験と人生の岐路を迎える。はたして自分たちには病気の因子があるのか、それとも……。自らの遺伝子に翻弄される子供たちを描く連作短編集。サイエンスミステリの鬼才・北川歩実の真骨頂。


目次

「愛の結晶」
「あなたの明日」
「子供の顔」
「大切な人」
「運命の鎖」



北川歩実

(キタガワアユミ )

1995年、『僕を殺した女』でデビュー。論理的な作風とサスペンスフルな展開で注目される。主な著書に『透明な一日』『猿の証言』『金のゆりかご』『運命の鎖』『天使の歌声』などがある。