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判型:四六判上製
ページ数:248ページ
初版:2004年12月10日
ISBN:978-4-488-01203-8
Cコード:C0093
装画:木下恵介[Marks-3-3-1]
装幀:盛川和洋
8年ぶりに帰郷した木乃家の長男・秋人。大怪我を負ったという顔は一面包帯に覆われている。その2日後、全く同じ外見の“包帯男”が到着。両者が自分こそ本物の秋人だと主張する。騒動の渦中に飛び込んだ大川戸孝平は、車のトラブルで足止めを食い、数日を木乃家で過ごすこととなった。日頃は人跡稀な山中の邸に続発する椿事。ついには死体の処理を手伝いさえした大川戸は、一連の出来事を手記に綴る。後日この手記を読んだ進藤啓作は、不可解な事件を説明しうる「真相」を求めて、ひとり木乃邸に赴くが……。解説=千街晶之
*第10位『2006本格ミステリ・ベスト10』/国内ランキング
佐々木俊介
(ササキシュンスケ )1967年青森市生まれ。専修大学文学部国文科卒業。95年、『繭の夏』が第6回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー。2004年、第2作『模像殺人事件』を上梓。