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一般文芸 > 短編集

判型:四六判上製
ページ数:176ページ
初版:2025年11月21日

ISBN:978-4-488-01154-3
Cコード:C0097

装画:タダジュン
装幀:山田英春


内容紹介

元弁護士で作家の「私」は、世界各国の都市でさまざまな過去を抱えた人々と出会う。『犯罪』の著者が、犯罪や死に翻弄される純粋で奇妙な人々を描く全26話の短編小説集!


フェルディナント・フォン・シーラッハ

1964年ドイツ、ミュンヘン生まれ。ナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハの孫。1994年からベルリンで刑事事件弁護士として活躍する。デビュー作である『犯罪』(2009)が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞した。その他の著書に『罪悪』(2010)、『コリーニ事件』(2011)、『カールの降誕祭(クリスマス)』(2012)、『禁忌』(2013)、『テロ』(2015)、『珈琲と煙草』(2019)、Nachmittage (2022)などがある。
http://www.schirach.de/


酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。主な訳書に、コルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ「デーミアン」、フォン・シーラッハ「犯罪」「神」、ノイハウス「深い疵」、カシュニッツ「その昔、N市では」、ラーベ「17の鍵」などがある。