ＡＩによって囲碁の理論と技術は大きく発展した。読み比べだけではなく、石の方向や石の効率を重要視するＡＩの一手を研究することは、対局を掴むためには重要なことである。 

AIの囲碁は序盤からすぐ戦いに突入する傾向があり、中盤の戦いで勝敗が決することが多い。その為、中盤に関連する様々な技術を身に付けることができるかが、上達の鍵となる。 

部分的なAIの定石を解説している本は多々あるが、布石を解説している本は少ない。本書は流行の小目二間ジマリ等だけでなく、三連星や中国流が廃れた理由についても解説した。 

布石はプロでも難しいもの。イ・チャンホが他のプロの布石を俎上に、プロの構想と感覚をわかりやすく語る。プロ棋士は他のプロ棋士たちを批評しないのが通例だ。貴重な一冊。 

初段になるために最低限必要な布石・定石・手筋などを集めた総合問題集です。目で解けることが肝要です。初段以上の実力のある方が、自分の読みを確認する為にも最適です。 

たくさんのミニパンチを繰り出したところで、急所から外れていては、大きな打撃は与えられません。一瞬にして優位に立てる急所に打ち込めば、接近戦を制することが出来ます。 

序盤・中盤での攻防は囲碁の醍醐味の一つであるが、終盤での冷静な対応で勝率は確実にアップする。確実に勝てる碁とは何か。終盤の魔術師イ・チャンホがそのノウハウを語る。 

世界的な強豪、韓国のイ・チャンホによるハメ手対策の本。定石外れでも、相手の意図を的確に知ることができれば、もう怖いことはない。本書は、力強い助けとなるであろう。