判型:文庫判
ページ数:220ページ
初版:1988年10月7日
改版:2007年4月13日
ISBN:978-4-488-65214-4
Cコード:C0197
文庫コード:F-ム-1-5
装画:佐伯経多&新間大悟
装幀:東京創元社装幀室
暗黒帝国との戦いから五年がたち、カマルグの街も再建された。ホークムーンと妻イッセルダも二児に恵まれ、平和な毎日を過ごしていた。だが死んだはずのブラス伯の姿を見たという噂が街に広がりはじめる。ホークムーンを裏切り者と呼ぶ、このブラス伯は何者なのか。一方、壊滅したはずの暗黒帝国はふたたび不穏な動きを見せはじめていた。《永遠の戦士》の総集編となる三部作開幕。訳者あとがき=井辻朱美
マイケル・ムアコック
イギリスの作家。1939年生。17歳で雑誌編集者となり、のちには英国ニューウェーヴ運動の拠点となったSF専門誌〈ニュー・ワールズ〉の編集長も務めた。いくつも存在する異なる世界を舞台に、多彩なヒーローたちが壮大なドラマを繰り返し演じ続ける、という構想のシリーズ作品を多数発表し、中でもルーンの杖秘録《ブラス城年代記》は、その中核をなす絢爛たるヒロイック・ファンタジイである。