ガケノヤカタ

崖の館

佐々木丸美


崖の館

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:308ページ
初版:2006年12月22日

ISBN:978-4-488-46701-2
Cコード:C0193
文庫コード:M-さ-4-1

装画:牧野千穂
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

財産家のおばが住まう〈崖の館〉を訪れた高校生の涼子といとこたち。ここで2年前、おばの愛娘・千波は命を落とした。着いた当日から、絵の消失、密室間の人間移動など、館では奇怪な事件が続発する。兄弟同然の人たちの中に犯人が? 千波の死も同じ人間がもたらしたのか? 雪に閉ざされた館で各々推理をめぐらせるが、ついに悪意の手は新たな犠牲者に伸びる。解説=若竹七海



佐々木丸美

(ササキマルミ )

1949年北海道生まれ。75年『雪の断章』でデビュー。77年『崖の館』を発表。叙情と幻想を湛えた独自の作風で人気を博す。主な著作に『忘れな草』『花嫁人形』『水に描かれた館』『夢館』『罪灯』などがある。2005年逝去。