シノアルフウケイ

死のある風景

鮎川哲也


死のある風景

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
鬼貫警部シリーズ

判型:文庫判
ページ数:448ページ
初版:2002年9月27日

ISBN:978-4-488-40306-5
Cコード:C0193
文庫コード:M-あ-3-6

装画:EMI
装幀:柳川貴代+fragment


内容紹介

結婚を控えた姉が突如失踪、遠く九州からの一報を受けて阿蘇へ赴いた妹美知子は、自殺者が姉であると確認するに至る。また、金沢の内灘海岸で婚約者と旅行中の看護婦が射殺体で発見されるが、兇器は上野駅の構内に。次第に両事件を包含する広汎な犯罪の構図が浮かび上がる。鬼貫警部が名探偵ぶりを遺憾なく発揮する雄編。解説=麻耶雄嵩



鮎川哲也

(アユカワテツヤ )

1919年生、2002年歿。1956年、講談社の書下し長探偵小説全集第13巻募集に応じた『黒いトランク』が出世作となる。乱歩編の〈宝石〉に迎えられて以降 本格派の驍将 の座を確立、1960年、『黒い白鳥』『憎悪の化石』で第13回日本探偵作家クラブ賞を受賞。鬼貫警部や星影龍三の活躍、三番館シリーズほかの本格推理を書き続ける一方、アンソロジー編纂、新人作家紹介等に尽力した。その名を冠したミステリ新人賞〈鮎川哲也賞〉が、1990年、東京創元社により創設された。