ついに〈季節〉が訪れ、破滅的な天変地異が超大陸を襲う。父親に連れ去られた娘ナッスンが南極地方を目指して旅する一方、娘を追う母エッスンは地下都市カストリマにたどり着き、意外な人物と再会する。〈父なる地球〉、失われた〈月〉、石喰いたち、そして人間――彼らが舞台に出そろったいま、物語は大きく動きはじめる。前人未到、三年連続で三部作すべてがヒューゴー賞長編部門受賞シリーズ、『第五の季節』に続く第二弾!
N・K・ジェミシン
1972年米国アイオワ州生まれ、ブルックリン在住。メリーランド大学カレッジパーク校で教育学の修士号を取得。2002年に小説を発表し始める。2010年のデビュー長編『空の都の神々は』で翌年のローカス賞第一長編部門を受賞。2015年の『第五の季節』に始まる《破壊された地球》三部作で、前人未踏の3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞を達成(第3部The Stone Skyではネビュラ賞長編部門も受賞した)。