コオリツイタソラ

凍りついた空

エウロパ2113

ジェフ・カールソン
中原尚哉


凍りついた空

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:450ページ
初版:2014年10月31日

ISBN:978-4-488-75001-5
Cコード:C0197
文庫コード:SF-カ-4-1

装画:鷲尾直広
装幀:常松靖史[TUNE]


内容紹介

22世紀初頭、木星の衛星エウロパで小さな生物の死骸が発見された。エウロパの分厚い氷殻の下にある液体の海で、独自の生命が進化していたのだ。だが、友好的なファーストコンタクト(地球外生命との初遭遇)を期待しつつ探査を始めた女性エンジニアのボニーたちは、未知の生物に襲撃される。さらには、発見の扱いをめぐり地球上や探査チーム内で深刻な対立が発生。次々と襲いかかる危機に、ボニーたちは敢然と立ち向かう!


ジェフ・カールソン

1969年カリフォルニア州生まれ。アポロ11号が人類初の月面着陸を果たした7月20日が誕生日。アリゾナ大学で英文学を専攻し、運転手、印刷工、建設労働者などの職を転々としたのち、2002年にSF作家デビュー。07〜09年にかけて発表した、初長編Plague Yearに始まる三部作で好評を博し、第2部Plague WarはP・K・ディック賞候補となった。『凍りついた空』の原型となった中編版は、07年第1四半期のライター・オブ・ザ・フューチャー・コンテストで優勝した。2017年没。


中原尚哉

(ナカハラナオヤ )

1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。訳書にヴィンジ『遠き神々の炎』『星の涯の空』ほか多数。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。