科学の進歩という大義の前に理性を失ってしまった者たち――SFやホラーの世界で古くから親しまれてきた“狂った科学者”を題材に、斯界の第一人者が選ぶ傑作17編。ブロック、ラヴクラフト、クラーク、ブラッドベリなど、血も凍るホラーからドタバタ喜劇、叙情派ファンタジーまで、初心者もマニアも幅広く楽しめる傑作アンソロジー。序・作者紹介=スチュアート・デイヴィッド・シフ/解説=荒俣宏
レイ・ラッセル「サルドニクス」
ラムジー・キャンベル「自分を捜して」
カール・エドワード・ワグナー「エリート」
J・P・ブレナン「スティルクロフト街の家」
ロバート・ブロック「ノーク博士の謎の島」
リチャード・クリスチャン・マシスン「あるインタビュー」
C・ホール・トンプソン「粘土」
H・P・ラヴクラフト「冷気」
アーサー・C・クラーク「ビッグ・ゲーム・ハント」
ヴィリエ・ド・リラダン「ハルリドンヒル博士の英雄的行為」
ヴァンス・アーンダール「シルヴェスターの復讐」
リー・ワインシュタイン「箱」
ゲイアン・ウィルスン「アーニス博士の手記」
フランク・ベルナップ・ロング「ティンダロスの猟犬」
デニス・エチスン「最後の一線」
デーヴィッド・キャンプトン「庭の窪みで」
レイ・ブラッドベリ「サルサパリラのにおい」