アヴァロンは美しい世界だった。人類の進出を脅かすものなど何も存在しないように見えた。人類初の惑星植民団は、キャメロットと名づけた島を拠点に生活を始めるが……ある日突然、コロニーの動物たちが次々と惨殺され始めた。ちらつく未知の生物の影。そしてある夜、ついにコロニーを恐怖が襲った! 植民地は、炎と殺戮の地獄と化す。
ラリー・ニーヴン
1938年、アメリカ生まれ。奇抜なアイディアが横溢した『不完全な死体』のようなプロパーSFと、『魔法の国が消えていく』のような純然たるファンタジーを書き分けている。『宇宙の傭兵たち』等で緻密な構成力と広範な知識を見せるジェリー・パーネルとの共作『神の目の小さな塵』『降伏の儀式』などの作品は、常にベストセラーとなっている。
ジェリー・パーネル
1933年、アメリカ生まれ。『宇宙の傭兵たち』などにみられるような緻密な構成力と広範な知識を持つ。また、奇抜なアイディアが横溢した『不完全な死体』等を発表したラリー・ニーヴンとの共作『神の目の小さな塵』『降伏の儀式』などの作品は、常にベストセラーとなった。2017年没。