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西暦2657年、深宇宙から突如あらわれた巨大人型ロボット・先兵(ヴアンガード)たちによる殺戮で、人類は滅亡の危機に瀕していた。ついに地球に来襲したヴァンガード二体を前に、ジャズピアニストのガスはロックスターのアーデントとともに人生最後のジャムセッションを敢行。するとその音楽が一体のヴァンガードと響きあい、ガスはその搭乗者となる。こうして人類を救う戦いがはじまった──! 解説=渡邊利道
アレックス・ホワイト
ミシシッピ州生まれのSF作家。オーディオ・フィクション・ポッドキャストThe Gearheartの作者・作曲家として知られるようになり、2016年に小説家として単著デビュー。2018年から刊行されたスペースオペラ三部作The Salvagersをはじめ、映画「エイリアン」や「スター・トレック」の関連小説などを発表している。ホームページhttps://www.alexrwhite.com。
金子浩
(カネコヒロシ )1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。訳書にロビンスン『2312 太陽系動乱』、バチガルピ『ねじまき少女』(田中一江と共訳)、ナガマツ『闇の中をどこまで高く』他多数。