判型:文庫判
ページ数:254ページ
初版:2019年12月13日
ISBN:978-4-488-56511-4
Cコード:C0193
文庫コード:F-ひ-2-10
装画:Minoru
装幀:藤田知子
危ういところを助かったものの、体力が戻らない弥助を心配した玉雪は、弥助に食べさせる雪を探すうち、鈴白山に棲む冬のあやかし、細雪丸(ささめまる)の歌声を聞く……「玉雪の子守唄」。初音姫の出産を前に、祝いの品を贈ろうと奔走するあやかしたち。津弓が、右京と左京が、王蜜の君が、そして弥助が考えた末に選んだ贈り物とは……「祝いの品」。全六編を収録した、大人気シリーズ第九弾。
「宗鉄(そうてつ)の二つ名」
「玉雪(たまゆき)の子守唄」
「鈴白山(すずしろやま)の冬の客」
「うぶめの夜」
「へちまの受難」
「祝いの品」
廣嶋玲子
(ヒロシマレイコ )神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー。主な作品に、〈ふしぎ駄菓子屋 銭天堂〉シリーズ、〈妖怪の子預かります〉シリーズ、〈ナルマーン年代記〉三部作、〈十年屋〉シリーズ、〈秘密に満ちた魔石館〉シリーズ、〈鬼遊び〉シリーズ、『送り人の娘』、『火鍛冶(ほかじ)の娘』、『魂を追う者たち』、『鳥籠の家』、『銀獣の集い』などがある。