夜の声

ジャンル
ホラー > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:254ページ
初版:1985年8月30日

ISBN:978-4-488-53601-5
Cコード:C0197
文庫コード:F-ホ-3-1

装画:浅野信二
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

あのH・P・ラヴクラフトが多大な影響を受けた鬼才ホジスンは、異界への憧憬と恐怖を大海原に求めた。本書には、闇の海から聞こえる奇妙な声が、キノコに覆われたとある島の怪異を語る傑作「夜の声」をはじめ、死の海サルガッソーや海に浮かぶ石の船、さらにはカビに?みこまれた廃船などにまつわる海洋奇譚全七編に、〈カーナッキ〉シリーズの先駆「水槽の恐怖」を併録した。


目次

「夜の声」
「熱帯の恐怖」
「廃船の謎」
「グレイケン号の発見」
「石の船」
「カビの船」
「ウドの島」
「水槽の恐怖」


ウィリアム・ホープ・ホジスン

1877年英国エセックス州生まれ。父は英国国教会の牧師。13歳で外洋航行船に給仕として乗り込み、海での生活を始める。のちにこの体験が創作に生かされたと言われる。22歳で海の生活にピリオドを打ち、1904年に最初の作品“The Goddess of Death”を雑誌に発表。その後次々と作品を発表するが、1914年に勃発した第一次世界大戦に義勇兵として志願し、1918年に戦死する。