ゴーメンガースト

ゴーメンガースト

マーヴィン・ピーク
浅羽莢子


ゴーメンガースト

ジャンル
ファンタジイ > 異世界ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)
シリーズ
ゴーメンガースト三部作 2

判型:文庫判
ページ数:680ページ
初版:1987年2月27日

ISBN:978-4-488-53402-8
Cコード:C0197
文庫コード:F-ヒ-1-2

装画:浅野信二
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

宇宙にも比すべき迷宮ゴーメンガースト城。その当主にしていまだ年少の七十七代伯爵タイタスは数千年にも及ぶ閉塞した生活に倦み、城の外、未知なる世界への憧憬を募らせている。いっぽう城中では、ただの使用人から成りあがったスティアパイクが狡猾な陰謀の罠を張りめぐらせ、野望の牙を研いでいた……。二十世紀最高のアダルト・ファンタジイ三部作がいよいよ佳境を迎える。


マーヴィン・ピーク

1911年、父親が伝道のために渡っていた中国で生まれた。国籍はイギリス。1923年にイギリスに戻って後、美術学校で油絵とデッサンを学ぶ。1939年には絵本 Captain Slaughterboard Drops Anchor を出版。その後ルイス・キャロルの『スナーク狩り』をはじめとする数多くの幻想怪奇小説の挿絵を描いた。第二次世界大戦後、徐々に健康を悪化させたピークは、〈ゴーメンガースト〉三部作の執筆に精力を傾注。四作目のための覚書を残して1968年、病死した。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。