判型:文庫判
ページ数:468ページ
初版:2017年6月30日
ISBN:978-4-488-29109-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-8-9
装画:村上かつみ
装幀:矢島高光
マレット署長とスキナー主任警部の差し金により、デントン署を去る日が刻一刻と迫るなか、フロスト警部が抱える未解決事件の数は、一向に減る気配を見せない。疲れた身体に鞭打ち、わずかな部下を率いて捜査の指揮を執る警部に、異動を回避する妙案が浮かぶはずもない。法規を無視し、犯人との大立ち回りまで演じる、いつも以上に破れかぶれなフロストが最後につける始末とは? 解説=小山正
R・D・ウィングフィールド
英国の作家・放送作家。1928年生、2007年歿。ロンドン出身。フロスト警部を主人公とした警察小説シリーズで人気を博した。著作に『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』『夜のフロスト』などがある。
芹澤恵
(セリザワメグミ )成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にウィングフィールド「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」、ピータースン「幻の終わり」「夏の稲妻」、クラヴァン「真夜中の死線」、ウィルソン「リリアンと燃える双子の終わらない夏」など。