シシャニイノリヲ

死者に祈りを〈上〉

フェイ・ケラーマン
高橋恭美子


死者に祈りを〈上〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ピーター・デッカー&リナ・ラザラス・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:344ページ
初版:2009年4月24日

ISBN:978-4-488-28213-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-ケ-1-13

写真:AFLO
カバーフォーマット:小倉敏夫


内容紹介

警部補に昇進したデッカーだったが、忙しさは相変わらずで、愛妻のリナや子どもたちともすれ違いの毎日が続いていた。そんなとき、高名な心臓の専門医が無惨に殺害される事件が発生。家族にとっては良き夫、偉大な父、仕事仲間の医師たちにとっては確かな腕と権威をもつ絶対的な存在、そして厳格なキリスト教原理主義者でもあった被害者。さらに彼が画期的な新薬の開発に関わっていたことも判明する。リナ&デッカー・シリーズ第9弾。



フェイ・ケラーマン

アメリカの作家。1952年生まれ。出産を機に家庭に入り、夫ジョナサンに遅れること1年、『水の戒律』によりデビューした。ロサンゼルス市警のデッカーと正統派ユダヤ教徒のリナの生活感をこまやかに滲ませた、新鮮な警察小説シリーズをスタートさせた。劇作家シェイクスピアが八面六臂の活躍を見せる大長編『慈悲のこころ』も評価が高く、ユニークな存在感を示している。


高橋恭美子

(タカハシクミコ )

英米文学翻訳家。訳書に、ラーマー「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」「危険な蒸気船オリエント号」、クレイス「容疑者」「約束」「指名手配」「危険な男」、ライリー「蘭の館」「影の歌姫」、クリスティー「蒼ざめた馬」など。