フッカツノヒト

復活の人

シャーロット・マクラウド
浅羽莢子


復活の人

ジャンル
海外ミステリ > ユーモア・ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
セーラ・ケリング・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:364ページ
初版:1996年3月22日

ISBN:978-4-488-24622-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-マ-4-22



内容紹介

職人に珍妙なルネサンス画家の格好をさせる変な美術品修復業者の工房に、セーラの旧友が就職した。その男のもとでは過去何人もの人間が謎の死を遂げているらしい。折しも彼らが甦らせた品物が次々盗まれ、新たな殺人までが出来。陰には常に、赤いジョギング・スーツ姿の人影が!? 骨折リハビリ中のマックスも奮闘する第十弾。


シャーロット・マクラウド/アリサ・クレイグ

作家。1922年カナダに生まれ、51年アメリカに帰化した。ボストンの広告代理店に勤める傍ら、64年から小説を書きだす。78年に刊行した〈シャンディ教授〉シリーズの第一作『にぎやかな眠り』で人気を獲得。以後その奔放な感覚を生かして次々に作品を発表し、ユーモア・ミステリの女王と呼ばれるに至った。『納骨堂の奥に』に始まる〈セーラ・ケリング〉もののほか、アリサ・クレイグ名義でも多数の作品を執筆、そのにぎやかかつ優しい筆致で多くの読者を楽しませた。98年、アガサ賞生涯功労賞を受賞。2005年没。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。