- ミステリ
- 本格ミステリ
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- 倒叙推理
- 青春ミステリ
- コージー
- 犯罪小説
- ロマンティック・ミステリ
- ユーモア・ミステリ
- パスティーシュ
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 評論・研究
- 少年・少女探偵
- スパイ小説
- エスピオナージュ
- 冒険小説
- 冒険
- 時代冒険
- バラエティ
- ユーモア
- 法廷もの
- スリラー
- 怪奇スリラー
- 海洋冒険
- 評伝
男はいつも、フォード・ゼファーに乗って現れた。夫の留守中、いそいそとその男を迎え入れるルイーズのことを思うと、隣に住むスーザンの心は痛んだ。夫に愛人ができた末、捨てられた過去をもつ彼女としては、つらい昔が思い出されてならないのだ。そんな心の振幅が、やがてみずからを、渦巻く詭計の中へ導こうとは夢にも思わずに……!
ルース・レンデル
1930年、イギリス生まれ。地方新聞の記者になったあと、64年にウェクスフォード首席警部シリーズ第一作『薔薇の殺意』で作家デビュー。バーバラ・ヴァイン名義でも作品を発表し、レンデル名義の『わが目の悪魔』『引き攣る肉』、ヴァイン名義の『運命の倒置法』『ソロモン王の絨毯』の四作が英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー(最優秀長編賞)に、ヴァイン名義の『死との抱擁』がアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長編賞に選ばれている。長年の功績を称え、91年にはCWAダイヤモンド・ダガー(功労賞)、97年にはMWAグランドマスターと一代貴族の称号が授与された。ほかの代表作に『死が二人を別つまで』『ロウフィールド館の惨劇』など。2015年没。
成川裕子
(ナリカワヒロコ )1951年沖縄に生まれる。1975年香川大学経済学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書にウォルターズ「氷の家」「病める狐」「遮断地区」「悪魔の羽根」「カメレオンの影」、フォッスム「湖のほとりで」「晴れた日の森に死す」など。