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判型:文庫判
ページ数:318ページ
初版:1987年4月17日
ISBN:978-4-488-24301-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-レ-1-1
装画:本村加代子
装幀:内海由
「アンという女が殺された。犯人はジェフ・スミスだ」そんな匿名の手紙がキングズマーカム署に届いた。高名な画家の妹が同じ名前で、行方不明だと知ったウェクスフォード首席警部は調査を開始したが、死体さえ発見されない状況に困惑を隠せない。本当に殺人などあったのか? 混迷する捜査陣を前に、やがて事件は意外な真相を明らかにする。巧みなプロットを駆使した初期の傑作。解説=大津波悦子
ルース・レンデル
1930年、イギリス生まれ。地方新聞の記者になったあと、64年にウェクスフォード首席警部シリーズ第一作『薔薇の殺意』で作家デビュー。バーバラ・ヴァイン名義でも作品を発表し、レンデル名義の『わが目の悪魔』『引き攣る肉』、ヴァイン名義の『運命の倒置法』『ソロモン王の絨毯』の四作が英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー(最優秀長編賞)に、ヴァイン名義の『死との抱擁』がアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長編賞に選ばれている。長年の功績を称え、91年にはCWAダイヤモンド・ダガー(功労賞)、97年にはMWAグランドマスターと一代貴族の称号が授与された。ほかの代表作に『死が二人を別つまで』『ロウフィールド館の惨劇』など。2015年没。