ニックことニコラス・ネイラーは、タバコ業界のロビイスト団体の主任スポークスマン。タバコを愛するすべての人々のため、論戦に明け暮れる毎日だ。そんなニックに次々と降りかかってくる無理難題、ひそかに進行する恐るべき陰謀。この絶体絶命のピンチを、ニックはどう切り抜けるのか?! 深刻化するタバコ問題を、絶妙な風刺精神で、軽やかに笑い飛ばすタバコ・コメディ小説! 訳者あとがき=青木純子
*映画『サンキュー・スモーキング』(2006年/ジェイソン・ライトマン監督)原作
クリストファー・バックリー
1952年、ニューヨーク生まれ。父親はベストセラー作家ウィリアム・F・バックリーJr.。イェール大学卒業後、『エスクァイア』の編集に携わったのち、レーガン政権で副大統領を務めていたジョージ・H・W・ブッシュJr.(パパ・ブッシュ)のスピーチライターのひとりとして、1981年から83年までホワイトハウスで働く。2008年2月には父親の他界後、それまでずっと父親と同じ共和党支持を通していたが、オバマ支持を表明する記事を書き、話題を呼んだ。つねに時代時代の人々の関心事をテーマにエンターテインメント小説を書き続けている作家である。
青木純子
(アオキジュンコ )1954年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。英米文学翻訳家。訳書にG・アデア『閉じた本』、F・アルファウ『ロコス亭 奇人たちの情景』、B・S・ジョンソン『老人ホーム 一夜の出来事』、L・ノーフォーク『ジョン・ランプリエールの辞書』、K・モートン『忘れられた花園』、J・バートン『ミニチュア作家』他多数。