ドロボウハキチョウメンデアルベシ

泥棒は几帳面であるべし

マシュー・ディックス
高山祥子


泥棒は几帳面であるべし

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
海外ミステリ > ユーモア・ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:350ページ
初版:2013年7月12日

ISBN:978-4-488-19104-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-テ-13-1

装画:中島梨絵
装幀:藤田知子


内容紹介

マーティンの生業(なりわい)は泥棒。といっても、窓ガラスを壊したり家を荒らしたりはしない。盗みに入る家を慎重に選び、住人の外出時間や周囲の環境を徹底的に調べて“お得意”を決め、泥棒が入ったことに気づかれないように食料品や宝石などを盗んでいるのだ。だがある日、とんでもない“事件”が発生してしまい……。とびきり几帳面な愛すべき青年の活躍(?)を描くお仕事ミステリ! 訳者あとがき=高山祥子


マシュー・ディックス

アメリカ、マサチューセッツ州出身。セント・ジョゼフ・カレッジで教職の学位を取得し、卒業と同時に小学校の教師となる。2009年に『泥棒は几帳面であるべし』で作家デビューし、教職に就きながらブロガー、結婚パーティーのDJ、ミュージカルやコミック・ブックの執筆などさまざまな分野で活躍する。2010年に発表された『マイロ・スレイドにうってつけの秘密』は長編第二作にあたる。その後も2012年にMemoirs of an Imaginary Friend、2015年にThe Perfect Comeback of Caroline Jacobsを発表。


高山祥子

(タカヤマショウコ )

1960年東京都生まれ。成城大学文芸学部卒業。訳書にサラ・グラン『探偵は壊れた街で』『探偵は孤高の道を』、アリソン・マクラウド『すべての愛しい幽霊たち』、ジェームズ・バロン『世界一高価な切手の物語』、ケイト・ウィンクラー・ドーソン『アメリカのシャーロック・ホームズ』、レスリー・M・M・ブルーム『ヒロシマを暴いた男』などがある。