前集に引きつづき《思考機械》の活躍するトリッキーな作品群。夫人の提出した謎に、フットレルが解決編をつけた夫婦共作の傑作「幻の家」など、11編を収録。
「呪われた鉦」
「幽霊自動車」
「復讐の暗号」
「消える男」
「跡絶えた無電」
「ラジウム盗難」
「三着のコート」
「百万長者ベイビー・ブレイク誘拐」
「モーターボート」
「百万ドルの在処」
「幻の家」
池央耿
(イケヒロアキ )1940年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、ドン・ペンドルトン「マフィアへの挑戦」シリーズ、アシモフ「黒後家蜘蛛の会」1〜5、ニーヴン&パーネル「神の目の小さな塵」、ホーガン「星を継ぐもの」ほか多数。