ヨルノシシャカイ

夜の試写会

リディア&ビル短編集

S・J・ローザン
直良和美


夜の試写会

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:346ページ
初版:2010年4月16日

ISBN:978-4-488-15310-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ロ-3-9

装画:朝倉めぐみ
装幀:矢島高光


内容紹介

中国系女性のリディア・チンと、中年の白人男性ビル・スミス。対照的なふたりの私立探偵の活躍を収めた、日本オリジナル短編集。ふたりが協力して殺人の容疑者を罠にかける「夜の試写会」、リディアと詐欺師のやり取りを描くMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀短編賞受賞作「ペテン師ディランシー」、ビルが高校生バスケットボール選手の死を探る「ただ一度のチャンス」など、現代私立探偵小説の粋、全7編を収録。解説=池上冬樹

*第2位『ミステリが読みたい!2011年版』海外篇/ハードボイルド部門


目次

「夜の試写会」
「熱き想い」
「ペテン師ディランシー」
「ただ一度のチャンス」
「天の与えしもの」
「人でなし」
「虎の尾を踏む者」



S・J・ローザン

1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている。


直良和美

(ナオラカズミ )

東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書、ローザン「チャイナタウン」「ピアノ・ソナタ」、デ・ジョバンニ「集結」「誘拐」、フレムリン「泣き声は聞こえない」など。