シンセイノマチ

新生の街

S・J・ローザン
直良和美


新生の街

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:490ページ
初版:2000年4月21日

ISBN:978-4-488-15304-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ロ-3-3

装画:朝倉めぐみ
装幀:矢島高光


内容紹介

新進デザイナーの春物コレクションのスケッチが盗まれた。5万ドルの“身の代金”の要求に、受渡しの仕事を持ち込まれた探偵リディアは、相棒ビルと指定の場所に赴くが、不意の銃撃をへて金は消えた。汚名返上のため、2人がファッション界に真相を探ると……? 名コンビが早春の街を駆ける、等身大の探偵物語。待望の第3弾!



S・J・ローザン

1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている。


直良和美

(ナオラカズミ )

東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書、ローザン「チャイナタウン」「ピアノ・ソナタ」、デ・ジョバンニ「集結」「誘拐」、フレムリン「泣き声は聞こえない」など。