シンデレラノワナ

シンデレラの罠

  【新訳版】

セバスチアン・ジャプリゾ
平岡敦


シンデレラの罠

ジャンル
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:284ページ
初版:2012年2月29日

ISBN:978-4-488-14206-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-シ-2-1

写真:(C)daj/amanaimages
装幀:本山木犀


内容紹介

わたし、ミ(ミシェル)は、火事で大火傷を負い、顔を焼かれ皮膚移植をし一命をとりとめたが、一緒にいたド(ドムニカ)は焼死。火事の真相を知るのはわたしだけだというのに、記憶を失ってしまっている。わたしは本当に皆の言うように、大金持ちの伯母から遺産を相続するというミなのだろうか? 死んだ娘がミで、わたしはドなのではないか? わたしは、探偵で犯人で被害者で証人なのだ。ミステリ史上燦然と輝くマニア必読の傑作。訳者あとがき=平岡敦


セバスチアン・ジャプリゾ

フランスの作家。1931年生、2003年歿。著作に『寝台の殺人者』、『シンデレラの罠』(フランス推理小説大賞受賞)、『新車の中の女』、『殺意の夏』、(ドゥ・マゴ賞受賞)、『長い日曜日』(アンテラリエ賞受賞)などがある。


平岡敦

(ヒラオカアツシ )

1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業。中央大学大学院修了。現在中央大学講師。訳書にJ=C・グランジェ『クリムゾン・リバー』、F・カサック『殺人交叉点』、G・ルルー『オペラ座の怪人』(日仏翻訳文学賞受賞)ほか多数。