チャリティイベントの席上、主催の女性が毒入りワインを飲んで死んだ。犯人の標的は被害者当人か、それとも会場を提供したジョシーか。彼女が前の店を辞める原因となった事件で服役していた元上司の出所との関連は? 恋人の警察署長タイが不在のため、ジョシーは単身事件に立ち向かう。満座の中で、いかに犯行はなされたのか。 女性鑑定士が主人公のアンティーク×謎解きシリーズ。訳者あとがき=高橋まり子
ジェーン・K・クリーランド
アメリカの作家。かつてはニューハンプシャー州でアンティークと稀覯本の店を経営し、現在はニューヨークで、会社経営やビジネス書の執筆、講演活動などをおこなっている。2006年に『出張鑑定にご用心』を発表して小説家デビュー。同書はアガサ賞、マカヴィティ賞、デイヴィッド賞の最優秀処女長編賞最終候補作となった。
高橋まり子
(タカハシマリコ )1965年東京都出身。共立女子短期大学文科第一部英語専攻卒業。英米文学翻訳家。