サンジュウキュウカイダン

三十九階段

ジョン・バカン
小西宏


三十九階段

ジャンル
海外ミステリ > エスピオナージュ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
リチャード・ハネー・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:174ページ
初版:1959年11月6日

ISBN:978-4-488-12101-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-4-1


装画・装幀:the GARDEN 石川絢士


内容紹介

アフリカからロンドンに帰ってきたリチャード・ハネーは退屈しきっていた。だが、ふと知り合った男が殺されるに及んで、ハネーは恐るべきスパイ団の大陰謀に巻きこまれてしまう。世界大戦の一大危機を阻止する手がかりは〈三十九階段〉という言葉だけ。H・ライダー・ハガード、アーサー・コナン・ドイルと並ぶ、イギリス冒険小説の雄バカン不朽の代表作! 解説=戸川安宣


ジョン・バカン

1875年生まれ。スコットランドの小説家、歴史家、政治家 。大学時代から執筆活動を始める。1901年には弁護士資格を取得している。1915年に本書『三十九階段』を発表。同じ主人公リチャード・ハネーの登場する作品としては『緑のマント』、『三人の人質』がある。第一次世界大戦時には、タイムズの特派員としても活躍した。1927年には議員となり、政治家としてのキャリアも積む。1935年にはカナダ総督となり、在任中の1940年に落馬事故が元で死去。


小西宏

(コニシヒロシ )

1929年生まれ。東北大学法学部卒業、一橋大学大学院中退。訳書にベンスン『脱獄九時間目』、チェイス『悪女イヴ』、ガードナー『ビロードの爪』、ブラウン『未来世界から来た男』他多数。1998年死去。