カイソウノシャーロックホームズ

回想のシャーロック・ホームズ

  【新訳版】

アーサー・コナン・ドイル
深町眞理子


回想のシャーロック・ホームズ

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
シャーロック・ホームズ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:466ページ
初版:2010年7月30日

ISBN:978-4-488-10117-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ト-1-2

装画:シドニー・パジェット
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

●横山秀夫氏推薦――「「銀星号事件」には“夜のしじま”がある。行間に漂う“夜のしじま”が怖い。」

レースの本命馬が失踪し、調教師の死体が発見された。犯人は厩舎情報をさぐりにきた男なのか? 錯綜した情報から事実のみを取りだし、推理を重ねる名探偵ホームズの手法が光る「〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪」。探偵業のきっかけとなった怪事件「〈グロリア・スコット〉号の悲劇」、宿敵モリアーティー教授登場の「最後の事件」など、11の逸品を収録するシリーズ第2短編集。解題=戸川安宣/解説=小池滋


目次

「〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪」
「黄色い顔」
「株式仲買店員」
「〈グロリア・スコット〉号の悲劇」
「マズグレーヴ家の儀式書」
「ライゲートの大地主」
「背の曲がった男」
「寄留患者」
「ギリシア語通訳」
「海軍条約事件」
「最後の事件」


アーサー・コナン・ドイル

1859年イギリス生まれ。開業医をしていたがはかばかしくなく、生活のために筆をとり、1887年発表の『緋色の研究』で名探偵シャーロック・ホームズを創造。1891年から〈ストランド・マガジン〉に連載したホームズが登場する短編で圧倒的な人気を集め、一躍作家的地位を確立した。また、チャレンジャー教授の活躍する『失われた世界』等のSF、『勇将ジェラールの回想』等の歴史小説にもすぐれた作品を残し、それぞれの分野の古典として今なお愛読されている。1930年没。


深町眞理子

(フカマチマリコ )

1931年生まれ。1951年、都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、ドイル《シャーロック・ホームズ》シリーズ、ギャスケル《アトランの女王》全3巻、オールディス『グレイベアド』、エラリー・クイーン編『ミニ・ミステリ傑作選』など多数。