ミステリーズ ヴォル96

ミステリーズ!vol.96 AUGUST 2019


ミステリーズ!vol.96 AUGUST 2019

ジャンル
国内ミステリ > ミステリーズ!

判型:A5判並製
ページ数:239ページ
初版:2019年8月9日

ISBN:978-4-488-03096-4
Cコード:C0093

装画:千海博美
装幀:WONDER WORKZ。


内容紹介

■特集 西崎憲〈蕃東国年代記〉新作、レルネット=ホレーニアの翻訳読切り、恩田陸と東雅夫の特別対談、怪奇幻想小説の翻訳概況などで贈る、「怪奇・幻想小説の新しい地平」。■新連載 松坂健と新保博久による対話形式で翻訳ミステリを振り返る、「翻訳ミステリ四十年」。■読切り 幽霊屋敷を舞台に贈るシリーズ最新作、名取佐和子「鋏の音」。■芦辺拓によるエッセイ、「『探偵小説万歳!』ポール・アルテ氏を迎えて」掲載ほか。


目次

【特集】怪奇・幻想小説の新しい地平 幻想短編の共演
西崎憲 騒擾博士
●東の小国・蕃東で起きた様々な神秘、あるいは怪異──稀代の語り手のライフワーク〈蕃東国年代記〉新作登場

空木春宵 感応グラン=ギニョル
●浅草グラン=ギニョル。浅草六区の片隅に建つその芝居小屋で、今宵も無いものを持つ¥ュ女達による残酷劇の幕が開く──

アレクサンダー・レルネット=ホレーニア 垂野創一郎訳 トーテンレーベンの三博士
●「死者の生」という奇妙な名の村で起きた冬の日の奇蹟。『両シチリア連隊』の作者による洒脱な佳品

対談 恩田陸×東雅夫「怪奇小説の時代」
【ブックガイド】怪奇小説翻訳概況 高橋一太
【エッセイ】熊の掌会 南條竹則
【インタビュー】怪奇・幻想小説の装丁を語る 柳川貴代


【新連載】
松坂健/新保博久 翻訳ミステリ四十年


【連載】
小林泰三 ティンカー・ベル殺し 第3回
●探偵ピーター・パンの助手になったビル。一方、現実の世界では次々アーヴァタールの正体が明らかになるが……

福田和代 東京ホロウアウト 第8回
●食品配達が滞り、ゴミの処理も追いつかず、物流テロに苦しむ東京。苦境を打ち破るため、世良たちドライバーが立ち上がる

古内一絵 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカU 第2回
●令和になった直後の十連休、葉山学を最悪のトラブルが襲う……!!

太田忠司 遺品博物館 第6話 空に金魚を泳がせる
●息子は十歳になったばかりだった。道路に飛び出すような子供ではなかったのに、なぜ?

松尾由美 ニャン氏の憂鬱 第2話 見張り台からずっと
●銭湯の掛け軸に不思議な文章が!? 今回はニャン氏の災難も描いた人気シリーズ第二話


【読切】
名取佐和子 鋏の音
●幽霊屋敷と噂される洋館で暮らす私にできた、はじめての友達


【エッセイ】
芦辺 拓 「探偵小説万歳!」ポール・アルテ氏を迎えて


【連載コミック】
喜国雅彦 嗜好機械の事件簿 Case15


【エッセイ】
大橋加奈子 ジュンク堂書店神戸住吉店 書店の窓から


【ブックエッセイ】
澤村伊智 私の一冊 シャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』
原島文世 私はこれが訳したい47

【ミステリーズ! ブックレビュー】
瀧井朝世 [文芸全般]
宇田川拓也[国内ミステリ]
酒井貞道 [翻訳ミステリ]
大川正人 [新訳・復刊]

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