トウライ

冬雷

  【単行本版】

遠田潤子


冬雷

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ

判型:四六判仮フランス装
ページ数:334ページ
初版:2017年4月27日

ISBN:978-4-488-02554-0
Cコード:C0093

装画:坂本ヒメミ
装幀:柳川貴代


内容紹介

大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町(おのみやまち)の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが……。『雪の鉄樹』で最注目の新鋭が濃密な人間ドラマを描く、最高傑作!



遠田潤子

(トオダジュンコ )

1966年大阪府生まれ。関西大学卒。2009年『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2017年『冬雷』で第1回未来屋小説大賞を受賞。その他の著書に『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』『ドライブインまほろば』などがある。