サクラノソノ

桜の園

神代教授の日常と謎

篠田真由美


桜の園

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 連作短編集
シリーズ
神代教授の日常と謎

判型:四六判並製
ページ数:334ページ
初版:2009年4月30日

ISBN:978-4-488-02442-0
Cコード:C0093

装画:しかくの
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

W大教授・神代宗が同僚に伴われて訪れた、古めかしい洋館、「桜館」。同僚は館に住む3人の老女を魔女と呼んで恐れ嫌うが、その想いがどこから来るのか彼自身説明出来ない。老女たちの思惑を垣間見せながら、花見の宴は過去をなぞるように進み、神代らの困惑は深まるばかり。そのとき館の内から悲鳴が聞こえ――。(表題作)

神代の亡き母の秘められた過去がよみがえる「花の形見に」。謎解きの味わい深い、繊細な煌めきを放つ力作中編ミステリ2編を収録した、《建築探偵》桜井京介の恩師・神代教授の事件簿第2弾!


目次

「桜の園」
「花の形見に」


篠田真由美

(シノダマユミ )

1953年東京本郷生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。92年、第2回鮎川哲也賞の最終候補作となった『琥珀の城の殺人』でミステリ作家としてデビューする。94年刊行の本格ミステリ長編『未明の家』より建築探偵桜井京介シリーズを開始し、多くの読者を獲得。また2001年からは、不死の吸血鬼・龍緋比古を主人公とした伝奇シリーズを執筆、こちらも読者の強い支持を得ている。著書に『王国は星空の下』『螺鈿の小箱』『アベラシオン』『風信子(ヒアシンス)の家』などがある。