ホペイロノユウウツ

ホペイロの憂鬱

  【単行本版】

JFL篇

井上尚登


ホペイロの憂鬱

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ
国内ミステリ > 連作短編集

判型:四六判並製
ページ数:240ページ
初版:2009年3月25日

ISBN:978-4-488-02441-3
Cコード:C0093

装画:Beau-ootiful Soo-oop!
装幀:水野哲也


内容紹介

僕がホペイロ(roupeiroポルトガル語で用具係のこと)を務めるサッカークラブ・ビッグカイト相模原では、奇妙な出来事がわんさか。J2昇格を目指して新たなシーズンが始まったのに問題山積み。まったく傷んでいないのに新品のスパイクに交換したがるエース、窃盗容疑で逮捕されたナイジェリア人助っ人、名物サポーターの大フラッグ盗難事件……、その度に僕に謎を解かせようとする。選手のスパイクの手入れが本職なのに! 日本フットボールリーグ(JFL)所属のサッカークラブを舞台に、ホペイロの奮闘を描く、ほのぼの連作ミステリ。著者あとがき=井上尚登


目次

「カンガルーの右足」
「ヤム芋ストライカー」
「迷惑フラッグ」
「忘れ物リング」
「盗まれポスター」
「行方不明ベア」



井上尚登

(イノウエナオト )

1959年神奈川県生まれ。東海大学卒。99年『T.R.Y.』で第19回横溝正史賞を受賞しデビュー。サッカーをはじめとしたスポーツ通として知られている。