アトジュウゴビョウデシヌ

あと十五秒で死ぬ

  【単行本版】

榊林銘


あと十五秒で死ぬ

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 短編集
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:298ページ
初版:2021年1月29日

ISBN:978-4-488-02010-1
Cコード:C0093

装画:佐久間真人
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

死神から与えられた余命十五秒をどう使えば、「私」は自分を撃った犯人を告発し、かつ反撃できるのか? 被害者と犯人の一風変わった攻防を描く、第12回ミステリーズ!新人賞佳作「十五秒」。犯人当てドラマの最終回、エンディング間際で登場人物が前触れもなく急死した。もう展開はわかりきっているとテレビの前を離れていた十五秒の間に、一体何が起こったのか? 過去のエピソードを手がかりに当ててみろと、姉から挑まれた弟の推理を描く「このあと衝撃の結末が」。
〈十五秒後に死ぬ〉というトリッキーな状況設定で起きる四つの事件の真相を、あなたは見破れるか? 期待の新鋭が贈る、デビュー作品集。


目次

「十五秒」
「このあと衝撃の結末が」
「不眠症」
「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」


榊林銘

(サカキバヤシメイ )

1989年愛知県生まれ。名古屋大学卒。2015年「十五秒」が第12回ミステリーズ!新人賞佳作となる。“被害者が死ぬ直前の十五秒”というワンシーンを用い、被害者と犯人の一風変わった攻防を描いた同作は高く評価され、日本推理作家協会の年刊アンソロジーに収録された。2021年、同作を含む短編集『あと十五秒で死ぬ』でデビュー。トリッキーなアイデアと巧みな構成で魅せる、期待の新鋭。