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判型:四六判仮フランス装
ページ数:262ページ
初版:2019年6月21日
ISBN:978-4-488-02008-8
Cコード:C0093
装画:瀬戸羽方
装幀:岩郷重力+y.k
いつもの時間より遅めの九月の朝。通勤途中の駅のホームで僕は、高校の同級生・二和美咲の姿を目撃する。十八歳のままの姿の彼女を──。二和は僕が卒業してからもずっと十八歳の高校三年生として通学しているという。周囲も不思議とは感じないらしいが、彼女に恋をしていた僕だけが違和感を拭えない。何が彼女をその姿に留めているのだろう? 最初の高校三年生の日々にその原因があるはずだと考え、僕はかつての友人たちや恩師のもとを訪ね、二和について調べ始めた。注目の俊英が贈る、ファンタスティックで切ない追憶のミステリ。
浅倉秋成
(アサクラアキナリ )1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー。日常の中に不思議なエッセンスを効かせた独特の作風が注目を集め、20年に『教室が、ひとりになるまで』が第73回日本推理作家協会賞、第20回本格ミステリ大賞の候補となる。著作は他に、『フラッガーの方程式』『失恋の準備をお願いします』がある。