サバクノハボクタチダ

裁くのは僕たちだ

水原秀策


裁くのは僕たちだ

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:246ページ
初版:2009年5月25日

ISBN:978-4-488-01755-2
Cコード:C0093

装画:岩清水さやか
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

「お金で無罪の票、売ります」だって?

ごく普通の勤め人・高尾慎一が裁判員に選任された事件は、現職の美人衆議院議員による夫殺し。動機も明らかで目撃者もいる、実に単純な裁判……のはずだった。
だが公判初日の夜に高尾は、無罪の票と引き換えに被告人の事務所に金を要求した、と議員秘書を名乗る美女に糾弾された。身に覚えのない疑いをかけられてからというもの、彼は次々謎のトラブルに巻き込まれる。裏で、誰かが糸を引いているのか――何の目的で? 被告人の無罪を確信し、冤罪を防ぐべく動く高尾だが、やがて裁判にまつわる災難は、職場や家族にまで影響を及ぼす。
裁判員制度に翻弄される一市民の奮闘を描く、ハードボイルド+法廷ミステリ!



水原秀策

(ミズハラシュウサク )

1966年、鹿児島県出身。早稲田大学法学部卒。『サウスポー・キラー』で第三回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。著作に『黒と白の殺意』『偽りのスラッガー』などがある。