判型:四六判仮フランス装
ページ数:316ページ
初版:2007年7月31日
ISBN:978-4-488-01740-8
Cコード:C0093
装画:三浦均
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
相模湾に浮かぶ資産家の私有地・頸木島は、「首鳴き鬼」の伝説から首鳴き島と呼ばれていた。首を切られた鬼の身体が首を求めて鳴きながら彷徨うという伝説だ。若者向け情報誌の怪奇スポット特集の取材で、ガールフレンドとともに島を訪れた編集者・稲口は、後継者問題で資産家一族が集まる頸木島の頸木館で、伝説に見立てた連続殺人事件に巻き込まれた! 孤島、嵐の夜、そして見立て殺人……。メフィスト賞作家が久々に放つ本格ミステリ。
石崎幸二
(イシザキコウジ )1963年埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒。2000年、『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞してデビューする。著作は『あなたがいない島』『長く短い呪文』『袋綴じ事件』『首鳴き鬼の島』など。