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判型:四六判仮フランス装
ページ数:310ページ
初版:2006年8月30日
ISBN:978-4-488-01721-7
Cコード:C0093
写真:(C) L.O.S.164
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
母のスミエに紹介されて、向かった先は風格のある寄せ棟造りの立派なお屋敷。そこで泉水を待っていたのは、一人暮らしの優雅な老婦人と、気のよさそうな通いの家政婦だった。亡き夫が残した本を朗読してほしいという老婦人の依頼に悪戦苦闘する泉水は、この屋敷に頻繁に無言電話がかかってきていることを知る。裏には怪しい少年たちの存在が? (第三話 八月の熱い雨)
ひとりで便利屋〈ダブルフォロー〉を営む青年・皆瀬泉水が出合う奇妙な謎と、依頼人たちの悲喜交々の物語。小説推理新人賞受賞作家が放つ、ハートウォーミングな連作集。
山之内正文
(ヤマノウチマサフミ )1955年、宮崎県生まれ。2001年に「風の吹かない景色」で第23回小説推理新人賞を受賞してデビュー。同年発表の受賞第1短編「エンドコール メッセージ」で早くも日本推理作家協会賞にノミネートされる。02年、上記2作品を収録した作品集『エンドコール メッセージ』を、04年には初長編『青い繭の中でみる夢』を発表。人間の哀しみや脆さを、厳しくも温かな視点で描き注目される。