判型:四六判仮フランス装
ページ数:250ページ
初版:2004年10月29日
ISBN:978-4-488-01711-8
Cコード:C0093
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。/L.O.S.164+K2
誘拐され、無残にも爆殺された私の息子。犯人のひとりと思しき人物が口にした〈Yという奴〉とは果たして誰のことなのか? 怜悧なロジックと精緻なプロット、そして意外な幕切れを堪能できる力作中編「Yの誘拐」ほか、短編「Pの妄想」「Fの告発」を収めた、謎解きの魅力を遺憾なく示すパズラーの精華。本格ミステリ界期待の新人が満を持して、名探偵の鮮やかな推理の数々を描いた瞠目のデビュー作!
*第8位『2005本格ミステリ・ベスト10』国内本格ミステリ編
「Pの妄想」
「Fの告発」
「Yの誘拐」
大山誠一郎
(オオヤマセイイチロウ )1971年埼玉県生まれ。2002年「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」をe-NOVELSに発表。04年には『アルファベット・パズラーズ』を刊行して本格的にデビューする。13年『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を受賞。他の著書に『仮面幻想曲』がある。