ヴァイオラが出会った女性ばかりのレジスタンス組織。それはかつてスパクルとの戦いで活躍したアンサー部隊で、狡猾でタフな指導者のもと、ヘイヴンを支配下におさめたプレンティス首長にゲリラ戦を挑んでいた。一方トッドは、アンサー隊に対抗するべくつくられたアスク隊の指令官にされてしまう。味方ですら信じられない状況に、トッドとヴァイオラは追い詰められていく。20カ国で出版。英米で100万部を突破したシリーズ第二弾。訳者あとがき=金原瑞人/樋渡正人
金原瑞人
(カネハラミズヒト )1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。