今邑彩
(イマムラアヤ )1989年、東京創元社で〈鮎川哲也と13の謎〉の最終巻にあてるとして一般公募された長編小説新人賞「13番目の椅子」を『卍(まんじ)の殺人』で獲得し、デビュー。心理サスペンスの名手として活躍。
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とある5月の逢魔が時、紅薔薇の香りに惹かれて迷い込んだ洋館で、花梨は亡父の面影をうつす館の主、苑田俊春に出会う。誘われるまま館に通ううち……
萩原亮子が恋人の安東匠に伴われて訪れたのは、彼が訣別を期す“卍屋敷”。そこに住む従妹と結婚し家業を継がないかぎり、匠は資産家の実家から……
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