柳沢由実子
(ヤナギサワユミコ )1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。
警察を辞める決心をしたヴァランダーが見たのは、友人が殺害されたという新聞記事だった。事件を追い始めた彼の身に、犯人の魔の手が迫る! ゴールドダガー受賞シリーズ。
消えた女、爆発する家、切断された黒人の指。スウェーデンの片田舎で連続して発生する不可解な事件と旧ソ連、南アフリカとを結ぶ糸は? CWAゴールドダガー受賞シリーズ。
海岸に二人の男の死体が流れ着いた。どうやら東欧の人間らしい。小さな港町の刑事ヴァランダーは、この国境を越えた事件に思わぬ形で深入りすることになる。注目の第二弾。
【CWAゴールドダガー受賞シリーズ/スウェーデン推理小説アカデミー最優秀賞受賞】雪の予感がする早朝、動機不明の二重殺人が発生。男は惨殺され、女も「外国の」と言い残して事切れる。片隅で暮らす老夫婦を、誰がかくも残虐に殺害したのか。