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実物を知る人間がほとんどいない幻の絵画『ロンド』。20年前、絵画大賞に選出されたものの、画家三ッ桐が受賞を拒否、その直後に彼は交通事故で死亡。以後、作品の所在は不明だ。その三ッ桐の回顧展を企画している美術館学芸員に「ロンド」の名を冠した未知の画家の個展案内状が次々に届く。会場で彼が目にしたのは、有名な絵画作品そのままにしたてあげられた死体……。謎の個展を開くこの画家いったいは誰なのか? 木口木版画の第一人者柄澤齊がビュランを置いて書き上げた渾身のミステリ・デビュー作。
*第2位 ミステリチャンネル「闘うベストテン2002」国内ミステリー編
柄澤齊
(カラサワヒトシ )1950年栃木県生まれ。現代日本の版画界を代表する一人。全版画作品集『柄澤齋木口版画集』、エッセイ集に『銀河の棺』などがある。2002年初のミステリ『ロンド』を刊行し話題となる。